【読書日記】「さよならアメリカ」|渋谷直角(著)を読みました

アメリカへの憧れが高じて、東京郊外にアメリカンダイナーを開いた中年男・アンディ。ある日、友人の遺品からウォーホルの未発表スケッチブックを発見したアンディは、一躍時の人になってしまう。突然決まったトランプとの面会、アンディの秘密を探る週刊誌、さまざまな思惑が交差し運命が大きく狂い出す。ほしかったのは、「小さな幸せ」だったはずなのに……。
アメリカをこよなく愛する安藤浜夫(愛称:アンディ)さんのお話です。
話自体はフィクションですが、アメリカンカルチャーは実在のもの。
アメリカ文化に疎いので、ところどころ調べながら読み進めました。
アメリカンダイナーで働き、幸せに暮らす中で起こる小さな出来事。
それがどんどん予期せぬ方向へ行き、人生を左右する大きな出来事へと繋がっていく。
その中でアンディがどんな選択をするのか、重ねた選択の先にある未来は幸か不幸か。
どんどん面白くなっていくので、途中でやめることができませんでした...!
正義とは何か。優しや嘘、強さとは何か。幸せとは何か。
アンディの人生を通して、生きて行く上で大切なことは何か、問いかけられている気がする。
漫画自体かなり分厚くて(厚さ2.3cmでした)、映画1本観たかのような読後感。
もう大満足です。
アンディがまたとても優しくて、自分の「好き」に素直で貪欲なところがすごくいいです。
心情の描写が素晴らしくて胸が苦しくなります。
アメリカンダイナーで働くスタッフのみんなもいいキャラクターなんですよ。
チャナティップくんがすごく好き!(イラスト右端の子)
「最近読んだ本の中で、おすすめは?」って聞かれたら、間違いなくこの本を挙げると思います。
それくらい面白かった!